20~30代女性の食生活のポイント
食事を規則正しく取り、過度なダイエットに注意しましょう。
規則正しい食事習慣
健康な体は1日3回の食事から。特に朝食は1日のエネルギーの源です。食べる習慣を作りましょう。
昼食や夕食はやせるためと食べないでいませんか。食事の量を減らしたり、食事を食べずサプリメントを飲んでいたり。その結果、鉄欠乏性貧血や低血糖、無気力などになり、心身のバランスをくずすことも少なくありません。
ダイエットとはもともと、「健康を保つための適切な食事法」のことです。普段の食事をしっかり取り、運動習慣を身につけ、新陳代謝を活発にして健康的なダイエットを実践しましょう。
妊娠期女性の食生活のポイント
妊娠前からの健康的な体づくり、適切な食習慣、適正体重の維持に努めましょう。
栄養バランスのとれた食事を
- 偏食せず、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
- 貧血の予防のため、赤身の肉や魚などをとり入れるようにしましょう。
鉄分の吸収率を高めるたんぱく質やビタミンCが含まれる食品も食べましょう。 - 丈夫な骨や歯をつくるため、カルシウムだけでなくたんぱく質、リン、ビタミンA・C・Dを
含む食品を食べましょう。 - 赤ちゃんの成長に葉酸が必要です。緑黄色野菜やいちご、納豆など身近な食品に多く含まれています。
葉酸が添加された食品やサプリメントもありますが、とりすぎに注意しましょう。 - つわりの時は無理せず、食べられるものを食べましょう。
- 食事はうす味にしましょう。塩分のとり過ぎは妊娠高血圧症につながります。
- 1日3回の食事にこだわらず、必要量を4~5回に分けてとるようにしましょう。
- 妊娠中は免疫機能が低下しています。食品を十分に洗い加熱して、食中毒に気を付けましょう。
ナチュラルチーズ(加熱殺菌していないもの)、魚や肉のパテ、生ハム、スモークサーモンなどは
リステリア食中毒予防のため妊娠中は避けましょう。
出典元:(一財)日本食生活協会 「食生活改善推進員教育テキスト」
授乳期女性の食生活のポイント
母乳を十分与えるにはさらにしっかりした食事をとりましょう。
水分・汁物をたっぷりと
- 十分な母乳を与えるために、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
- 水分、汁物をたっぷりとりましょう。(味噌汁、スープ、シチューなど)
40~50代女性の食生活のポイント
規則正しい生活、食習慣、適度な運動習慣を持ちましょう。
自分のリズムを持つ
子どもにある程度手がかからなくなり、日々のあわただしさから開放されると太る女性が少なくありません。閉経期を迎え、骨粗しょう症やメタボリックシンドロームになりやすい年代でもあります。
- 家族の生活リズムだけでなく、自分の生活リズムも大切にし、適度な運動習慣や趣味の時間を持つなど張りのある毎日を送りましょう。